CASE 08:合繊Tシャツの風合い改善 — 「固い」を「やわらかい」に変えた素材提案

ご要望

合繊素材のTシャツを現行商品として展開しているが、ポリエステル特有の硬さや光沢が気になっている。機能性は維持したまま、風合いを改善したい。

課題

クライアントの現行商品は、固めのポリエステル天竺生地に後加工で吸水速乾機能を付加したTシャツでした。機能面では問題ないものの、ポリエステル特有の硬さと光沢があり、コットンTシャツと比較したときの肌触りや風合いに課題がありました。

後加工で機能を「載せる」アプローチでは、ベースとなる生地自体の風合いを変えることはできません。風合いを改善するには、生地そのものを見直す必要がありました。

当社のご提案

当社が取引している中国の生地メーカーが開発した、コットンライクなポリエステル天竺生地をご提案しました。この生地はスパンポリエステル(短繊維状に加工したポリエステル)を使用しており、表面に適度な毛羽感を持たせることで、コットンのようなソフトでナチュラルな肌触りを実現しています。

ポリエステル100%であるため、速乾性、シワになりにくさ(イージーケア・形態安定)、軽量性といった合繊素材ならではの機能性はそのまま維持されています。後加工で吸水速乾機能を足す必要がなく、素材自体が持つ特性として速乾性と肌触りの良さを両立できる点が、クライアントにとって大きなメリットでした。

結果

ご提案した素材を採用いただき、現行品の課題(風合い・光沢)の解消に至りました。

ポイント

「後加工で機能を足す」から「素材自体が機能と風合いを持つ」への転換提案。合繊素材の進化を常にキャッチしているからこそ、クライアントが知らなかった選択肢を提示できた事例です。同じポリエステルTシャツでも、生地の選び方一つで製品の印象は大きく変わります。

同様の課題をお持ちの方、お気軽にご相談ください。

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