既製品ボディの指定はあるものの、用途に合う素材・仕様を量産前に見直したい生産担当者・デザイナーの方へ。スタイルワークスが、ジム用途の吸水速乾・防臭・縫い目の摩擦軽減と、価格の違いを整理した事例を紹介します。
この事例の判断ポイント
- 用途から整理:既製品ボディの指定を起点に、ジムトレーニングで着用する際の条件をヒアリングしました。
- 比較した判断軸:吸水速乾・防臭・縫い目の摩擦軽減を検討し、既製品ボディと機能素材・縫製仕様を比較しました。
- 採用までの判断:既製品ボディよりコストが上がる点を説明したうえで、用途に合わせた素材・仕様への変更提案を採用いただきました。
掲載数量・期間は当該案件の情報です。同様のご相談では、用途・優先する機能・販売価格帯・予定数量・ご予算・納期を確認し、価格と必要な機能の優先順位を整理します。
ご要望
既製品の無地ボディTシャツを指定して生産を依頼したい。
当社の対応
指示通りに進める前に、まずこのTシャツの用途をヒアリングしました。ジムトレーニング用とのことでした。
既製品ボディでの生産はコストを抑えやすい反面、素材や仕様は汎用的なものに限られます。ジムウェアとして着用される製品であれば、エンドユーザーが「着て動く」場面を想定した素材・仕様にすることで、製品の満足度とブランドの評価を上げられる可能性がありました。
当社のご提案
既製品ボディではなく、ジムウェアとしてのユーザー体験を高める素材と仕様への変更をご提案しました。
吸水速乾性: 運動時の汗を素早く吸収・発散する素材への変更。着用中の不快感を軽減します。
デオドラント(防臭)機能: 運動時の汗による臭いを抑制する機能を素材に付加。ジムウェアならではの課題に対応します。
縫い目の摩擦軽減: 運動中に肌と縫い目が擦れることによるストレスを抑える縫製仕様。動きの大きいトレーニングウェアでは重要なポイントです。
コストは既製品ボディと比較すると上がるため、価格の違いと用途に合わせて期待する効果をお伝えし、ご判断いただきました。着用者の満足度やリピート、ブランド評価の向上は提案時に期待した効果であり、本案件の実測成果を示したものではありません。
結果
ご提案を採用いただき、当初の用途(ジムウェア)に対する素材・仕様の最適化が実現しました。
ポイント
「言われた通りに作る」のがOEMの仕事だとすれば、「用途を聞いて、より良い方法を提案する」のがプロデュース型OEMの仕事です。クライアントの指示をそのまま受けるのではなく、エンドユーザーの使用シーンまで踏み込んで提案できるかどうか。コストが上がっても、それに見合う価値があることを根拠とともに示せるかどうか。この判断軸を共有できるクライアントとの関係が、良いモノづくりにつながると考えています。