CASE 09:ウール調の表地を使ったダウンジャケットの生産

ご要望

ウール調の表地を使用したダウンジャケットを生産したい。

課題

ウール素材は織りの密度が高密度でない場合が多く、ダウン(羽毛)が縫い目や生地の目から吹き出しやすいという構造的な課題があります。ダウンジャケットにおいて吹き出しは品質クレームに直結するため、素材選定と縫製仕様の両面から対策が必要です。

当社のご提案

まず生産時期の確認からスタートしました。ダウンは発注時期によって価格が大幅に変わるため、生産時期と数量を確定させた上で、比較的安い時期にダウンを確保する計画を組みました。ダウンの種類もお客様にお選びいただける形でご提案しています。

ウール調表地への対策としては、以下の組み合わせで吹き出しを抑制しました。

① 高密度ダウンパックの使用: 表地の内側に高密度のダウンパックを使用し、ダウンが表地側に移動することを防ぎます。

② フィルム・シートボンディング: 表地自体にフィルムまたはシートをボンディング(貼り合わせ)し、生地の目からの吹き出しを物理的にブロックします。

③ 縫製仕様の最適化: 縫い針のこまめな交換、縫製箇所への接着芯の使用など、縫い目からの吹き出しを抑えるための縫製上の工夫を工場と協議して実施しました。

結果

当社で対応した製品について、表地からの吹き出し抑制に関する品質改善のフィードバックをいただいています。

ポイント

ダウンジャケットの品質は、ダウンの種類だけでなく、表地の構造と縫製仕様の組み合わせで決まります。「こういう表地でダウン製品を作りたいが、吹き出しが心配」というご相談にも、素材・加工・縫製の3方向からアプローチできます。

同様の課題をお持ちの方、お気軽にご相談ください。

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