サステナブルファッション施策を受け、長期使用と補修を見据えた発注条件を整理する

何が起きたか

環境省は2026年9月29日の発表で、環境省・経済産業省・消費者庁によるサステナブルファッションのキャンペーン開始を案内しました。施策は、服の長期使用、再利用、使わなくなった服の回収への参加を生活者に促す内容です。あわせて、再利用、補修、再資源化などの活動をつなぐ産官学のパートナー制度を設けたことも紹介しています。事業者への新たな法的義務を示す発表ではありません。

なぜ今注目したいか

今回の発表の対象は日本の生活者の衣服との関わり方であり、発注仕様を直接定めるものではありません。ただ、長く着る、補修して使う、回収に出すという行動が広がる前提に立つと、発注側は企画段階で「どれだけの洗濯や着用を想定するか」「補修しやすい構造か」を整理しておく必要が出てきます。長期使用から補修、回収までをつなげて仕様を検討することが、発注実務での一つの着眼点になります。環境効果や寿命を訴求する場合には、素材・加工ごとの根拠が必要です。

発注者が確認したいこと

読者は発注前に、次の条件を書面で整理し、工場と合意しておくと進めやすくなります。

  • 想定する洗濯方法・回数と、摩耗しやすい箇所を品質条件として明記し、試験項目と合格基準を決める
  • 補修時に同じ糸・ボタン・ファスナー・テープ類を入手できるか、交換しやすい取り付け方かを確認する
  • 補修用の副資材や予備パーツを付属するか、品番・色の情報を残すかを決める
  • 素材構成や表示を、回収や再資源化の際に判別しやすい形で整理できるか確認する
  • 耐久性や環境面を訴求する場合は、数値の根拠となる試験結果を別途取得する

参考

本記事は環境省の公表資料を基に、スタイルワークスが編集・解説しています。

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